オオバオオヤマレンゲ ~ 庭の草木2020

オオバオオヤマレンゲです。2011年にホームセンターで処分価格で販売されているのを購入しました。

2020年5月撮影 清楚な佇まい

2020年5月撮影 つぼみ

オオヤマレンゲ(大山蓮華)は日本、朝鮮半島、中国に分布するモクレン科の落葉低木で、ハスの花に似た白い花を咲かせることから付いた名だそうです。別名をミヤマレンゲ(深山蓮華)といいます。
鑑賞用に販売されているオオヤマレンゲは日本に自生しているオオヤマレンゲではなく近縁種のオオバオオヤマレンゲです。日本に自生しているオオヤマレンゲの雄蕊は白っぽい色であるのに対し、オオバオオヤマレンゲの雄蕊は濃い紅色をしています。
オオヤマレンゲにはその他にも花が上を向いて咲くウケザキオオヤマレンゲや八重咲きのミチコレンゲがあります。

我が家のも「オオヤマレンゲ」として売られていましたが、雄蕊が濃い紅色なのでオオバオオヤマレンゲです。
しばらく家の裏で地植えにしていましたが、花期に移動して鑑賞するために現在では鉢植えにしています。

2011年4月撮影 購入当時

明るい緑色の葉に、ポツリ、ポツリとうつむいて咲く白い花がひっそりと清楚な佇まいです。地味と言っても良いでしょう。
花に芳香があると紹介されることが多いオオヤマレンゲですが、我が家のオオバオオヤマレンゲの花は微かに日本酒のような香りがします。鼻を近づけないと感じない弱い香りです。

2017年3月撮影 こんな枝ぶり

2017年5月撮影

自生地は山中なので夏の直射日光が苦手なようですが、丈夫で樹勢の穏やかな、手間のかからない育てやすい樹木だと思います。

2020年5月撮影 毎年台木から葉が出ます