ギンバイカ(マートル) ~ 庭の草木2019

ギンバイカ(銀梅花)は地中海沿岸原産のフトモモ科の常緑低木です。「ギンコウバイ」「祝いの木」とも呼ばれますが、特にハーブ界隈では「マートル」と呼ばれます。
葉を揉んで匂いを嗅ぐと芳香がありますが、レモンマートルやユーカリのような特長的な強い香りではありません。開花後にできる青黒い実はハーブとして食されるそうです。

以前このブログではレモンマートルをご紹介したことがありますが(リンク)、今回は本家のマートルです。


初夏に少し梅花に似た、長い多数のしべを持った白い花を沢山咲かせます。この賑やかな花が楽しみで植えました。
ミツバチが集まるギンバイカの花には然したる芳香はなく、「香る」と呼ぶほどのものではありません。

蕊(しべ)が長くて多い

我が家のギンバイカは2012年頃に購入した苗をすぐに地植えしたもので、順調に成長し2.5メートル程の樹高になりました。
生育旺盛なので、ここ数年は毎年枝先を剪定しています。
冬季は日当たりが悪く北風の当たる場所ですが、当地では寒さの問題は無いようです。

蕾がびっしり
丸い蕾

ギンバイカは開花時の花の重みで枝が大きく撓んだり、台風や積雪で枝が折れることがあります。枝が軟らかい印象がありました。この記事を書くために調べたところ、ギンバイカは枝葉の成長の速度に幹の成長が追い付かないのがその理由で、花後すぐに枝を刈り込むと良いそうです。あまり枝を長くしないことが肝要なようです。

花の重みで枝が撓んでいます

花が散るとこんなに・・・