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ポマード・レビュー | 柳屋ポマード 微香性

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柳屋ポマード 微香性 メーカー:株式会社柳屋本店( リンク ) 整髪力:★★★ 本日は2019年11月10日。ご紹介するのは「柳屋ポマード 微香性」( ウェブサイトへのリンク )です。 昨今のコスメとは一線を画す簡素なデザイン 今回のお題は“入手しやすく、比較的安価で、周囲が気にならない香りの油性ポマードは無いか?”。もっと率直に言えば“ 安くて臭くない油性ポマード無いかな ?”です。 「なぜ水性ポマードではなく、わざわざ油性を? 」とのご質問への答えは省略し、「柳屋ポマード 微香性」を購入してみました。通常の「柳屋ポマード」( ウェブサイトへのリンク )は昔々の大昔、ポマードを使い始めたころに使っていたポマードですが、この「微香性」は初めてです。 まず入手しやすさという点では、周辺のドラッグストアでは見かけません。置いているのは通常の「柳屋ポマード」です。「微香性」の方は実店舗では見かけませんが、ネット通販ではアマゾンやヨドバシで扱っているので、入手はしやすいと言えるでしょう( アマゾンのページへのリンク / ヨドバシのページへのリンク )。 価格面では、この「柳屋ポマード 微香性」は120グラムで650円前後。十分安価と言うか、ありがたい価格で入手できます。資生堂MG5のポマード( ウェブサイトへのリンク )は更に安価ですが、 丹頂のチック同様 に今どきの現役世代が使う香りではありません。 髪に馴染ませやすいクリーム さて、整髪力と香りについては。 整髪力は、国内メーカーの植物性の原料を使った油性ポマードらしく星2.5程度。ポマードとしては決して強くありません。この文章を執筆している11月でもクリームは柔らかめです。秋から春にかけてはヘアジェルやヘアワックスと併用すれば中程度の整髪力でそれなりのキープ力はありそうですが、夏にポンプなヘアスタイルは無理でしょう。 ただ、そこまでの整髪力を欲していないなら、適度な光沢としなやかにベトつく、ベーシックな使用感を楽しめる油性ポマードだと思います。何より固まらないので、セット後の再整髪が容易です。 香りは通常の柳屋ポマードの独特な香りを弱くした感じですが、微香性と言うほど弱くはありません。パッケージには「髪に香りが残らない」と記載されていますが、翌日になっ

ギンバイカ(マートル) ~ 庭の草木2019

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ギンバイカ(銀梅花)は地中海沿岸原産のフトモモ科の常緑低木です。「ギンコウバイ」「祝いの木」とも呼ばれますが、特にハーブ界隈では「マートル」と呼ばれます。 葉を揉んで匂いを嗅ぐと芳香がありますが、レモンマートルやユーカリのような特長的な強い香りではありません。開花後にできる青黒い実はハーブとして食されるそうです。 以前このブログではレモンマートルをご紹介したことがありますが( リンク )、今回は本家のマートルです。 初夏に少し梅花に似た、長い多数のしべを持った白い花を沢山咲かせます。この賑やかな花が楽しみで植えました。 ミツバチが集まるギンバイカの花には然したる芳香はなく、「香る」と呼ぶほどのものではありません。 蕊(しべ)が長くて多い 我が家のギンバイカは2012年頃に購入した苗をすぐに地植えしたもので、順調に成長し2.5メートル程の樹高になりました。 生育旺盛なので、ここ数年は毎年枝先を剪定しています。 冬季は日当たりが悪く北風の当たる場所ですが、当地では寒さの問題は無いようです。 蕾がびっしり 丸い蕾 ギンバイカは開花時の花の重みで枝が大きく撓んだり、台風や積雪で枝が折れることがあります。枝が軟らかい印象がありました。この記事を書くために調べたところ、ギンバイカは枝葉の成長の速度に幹の成長が追い付かないのがその理由で、花後すぐに枝を刈り込むと良いそうです。あまり枝を長くしないことが肝要なようです。 花の重みで枝が撓んでいます 花が散るとこんなに・・・

ポマード・レビュー | Schmiere Special Edition Barbershop

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Schmiere Special Edition Barbershop メーカー:独 Rumble59社( リンク ) 整髪力:★★★★ SchmiereはドイツのRumble59社( ウェブサイトへのリンク )の油性ポマードです。おそらく「 シュミーレ 」と読むのでしょう。 Schmiereのポマードは種類が多く、内容量140グラムと比較的容量が多いのが特長です。 ご紹介するのは、「Barbershop」という名前の限定版。整髪力は同社によると「XXX」(トリプルエックス)または「ハード」です。 ドイツのPomadeShop( リンク )で2018年の夏に購入したものですが、限定品のせいか現在では取り扱いが無いようです。 使用感ですが、整髪力はハードと言って良いでしょう。冬は固め、夏の気温でも溶けるほどには緩まない硬さのクリームなので、多少髪へ馴染ませにくいところはありますが、馴染ませてしまえば硬すぎず、柔らかすぎずの良い感触です。比較すればNu Nile( 過去の記事へのリンク )より少し弱い印象です。 小生は手のひらでのばして髪に付けたあと、ドライヤーの熱で髪に馴染ませています。時間が経っても固まったり、パサついたりすることが無く、再度の整髪が容易なところも良いです。 ツヤの出方はほどほどです。テッカテカ、ギラギラにはならないけどマットでもない。丁度良いツヤ具合だと思います。 香りは表現しにくい香りですが、あえて言えば「ドクターペッパー」のような香りでしょうか。甘い系ですが強い香りでは無く、いつまでも残る香りでも無いので、さほど周囲に気を遣う香りでは無いと思います。 Schmiereのポマードは初めて使用しましたが、小生としてはかなり好印象でした。丁度良い感じがする「ハード」の整髪力もそうですが、140グラムと比較的多い内容量も使い勝手が良いと思います。 多くのポマードの内容量は100グラム前後で、デイリーユースには少なすぎると感じてきましたので、阪本高生堂クールグリースシリーズの210グラムやこのSchmiereの140グラムには魅力を感じます。 日常使いに高評価を付けたい油性ポマードでした。

ニオイバンマツリ ~ 庭の草木2019

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ニオイバンマツリは初夏から夏にかけて、紫から白に変化する花を咲かせるナス科の常緑低木です。花はハゴロモジャスミンによく似た強い芳香があります。 2019年5月18日撮影 漢字では「匂蕃茉莉」と書き、「香りのある(=匂)、外国の(=蕃)、ジャスミン(=茉莉花)」の意味です。確かにジャスミンと同じ香りの花を咲かせますが、ハゴロモジャスミンなどのジャスミンがモクセイ科ソケイ属なのに対し、このニオイバンマツリはナス科ブルンフェルシア属の植物で、ジャスミンの仲間ではありません。 我が家のニオイバンマツリは、2011年5月に購入したモノです。翌2012年に地植えにし、移植を経て現在に至ります。購入時の樹高は20cm程度でしたが、現在は1m程度に成長しました。当地は神奈川県東部の相模湾側ですが、北風のあたる場所に植えているせいか成長は遅いと思います。 常緑樹ではありますが、我が家では2月に完全に落葉します。ただ、霜や積雪で弱ることは無いようです。 2011年5月撮影 購入当時 2012年5月撮影 地植えにしたところ 2017年5月撮影 2019年5月18日撮影 2019年5月18日撮影 花数が多いこともあって、紫と白の花が混じっている間は綺麗ですが、白花が占めてくると咲き終わりの変色した花も目立ち、少し汚らしく感じます。 2019年6月1日撮影 開花の終盤

ポマード・レビュー | Sweet Georgia Brown Hair Dressing Pomade (Red) Part 2

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Sweet Georgia Brown Hair Dressing Pomade (RED) メーカー:不明/販売元:Phils Wholesale LTD( リンク ) 整髪力:★★★ Sweet Georgia Brownの赤缶は2010年3月の記事でご紹介したことがあります。( リンク ) その当時はすでに使い切っていて、購入したのは恐らく2000年前後ではなかったかと記憶しています。 下の写真の通り、裏面に1,800円というシールが貼ってありますが、購入したのは今はなき実店舗のラブミーテンダー( ネットショップへのリンク )かエロビス佐藤さんのジャックス( ウェブサイトへのリンク / FBへのリンク )です。 さて、すでにご紹介済みのモノを再度記事にする理由ですが、Sweet Georgia Brown Hair Dressing Pomadeの香りがとても薄くなってしまったことを知ったのでそのご報告です。 2018年に赤缶を久しぶりに購入したこと、青缶が廃番になっていることは以前の記事( リンク )でご紹介しました。 今回購入した赤缶、使ってみると記憶と異なり香りがずいぶんと薄いなと感じたのですが、記憶違いか老化で嗅覚が衰えているんだろうな程度に思っていました。しかし何度か使っているうちに疑問を感じ、2000年前後に購入した空き缶の中と嗅ぎ比べしてみました。 小生の記憶は正しく、嗅覚も衰えてはいませんでした。香りの種類は同じですが、新しい赤缶の香りは1/5か1/10くらいに薄くなっていたのです。 これには全くガッカリしました。 いつごろ香りが変わったのかはわかりません。 昔購入したモノも今回購入したモノも販売元こそ違いますが、製造元はいずれも「Made in U.S.A.」とあります。恐らくは米国の零細企業で作り続けているポマードなのでしょう。ちなみに販売元は英国のAM Cosmetics Inc.( リンク )から同じく英国のPhils Wholesale LTDという会社に変わっています。 今回購入した現行の赤缶はクラクラするような強烈な香りではなくなってしまいました。それはとても寂しく残念に感じることですが、無理にポジティブに捉えるなら「使いやすくなった」とも言えます。 以前のは相当シーンを選ぶ強い香りでしたが、

ニホンズイセン(日本水仙) ~ 庭の草木2019

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2018年12月30日撮影 ニホンズイセン(日本水仙)の花です。 スイセンは地中海原産のヒガンバナ科の植物です。 ニホンズイセンには“ニホン”という名称が付いていますが、他のスイセン同様に地中海原産で、中国を経由して日本に入ってきたスイセンの一種です。日本由来の植物ではありません。 2018年12月30日撮影 写真のニホンズイセンは、2016年の秋に植えたもので今季で3期目。昨年は花数が極端に少なくショボかったのですが、今年は普通に咲きました。 ごくありふれた草花ですが、植えっぱなしでもこの時期に花を咲かせるので重宝します。 寒い時期に咲くこともあって花持ちが良く、2~3週間咲いているそうです。写真の花も一部は先週にはすでに咲いていましたが、まだしばらく持ちそうです。 花の香りは仄かな甘い香りで、我が家には3株しかないので漂うほどの香りはしません。花の香りを楽しみたいなら、群生させるか切り花として部屋で楽しむと良いでしょう。 ニラと間違えないように! さて、スイセンと言えば毎年のようにニュースになる食中毒。スイセンは部分的にではなく、全草に毒があります。毎年ニラやネギと間違えて食べてしまい、食中毒になる人がいるようです。 確かに葉はニラに似ています。ネギとは似ていないと思いますが・・・。 いずれにしても、家庭菜園などを楽しんでいらっしゃる方は混植などしないように十分気を付けてください。