ポマード・レビュー | Sweet Georgia Brown Hair Dressing Pomade (Red) Part 2

Sweet Georgia Brown Hair Dressing Pomade (RED)
メーカー:不明/販売元:Phils Wholesale LTD(リンク
整髪力:★★★

Sweet Georgia Brownの赤缶は2010年3月の記事でご紹介したことがあります。(リンク
その当時はすでに使い切っていて、購入したのは恐らく2000年前後ではなかったかと記憶しています。
下の写真の通り、裏面に1,800円というシールが貼ってありますが、購入したのは今はなき実店舗のラブミーテンダー(ネットショップへのリンク)かエロビス佐藤さんのジャックス(ウェブサイトへのリンクFBへのリンク)です。

さて、すでにご紹介済みのモノを再度記事にする理由ですが、Sweet Georgia Brown Hair Dressing Pomadeの香りがとても薄くなってしまったことを知ったのでそのご報告です。

2018年に赤缶を久しぶりに購入したこと、青缶が廃番になっていることは以前の記事(リンク)でご紹介しました。
今回購入した赤缶、使ってみると記憶と異なり香りがずいぶんと薄いなと感じたのですが、記憶違いか老化で嗅覚が衰えているんだろうな程度に思っていました。しかし何度か使っているうちに疑問を感じ、2000年前後に購入した空き缶の中と嗅ぎ比べしてみました。
小生の記憶は正しく、嗅覚も衰えてはいませんでした。香りの種類は同じですが、新しい赤缶の香りは1/5か1/10くらいに薄くなっていたのです。
これには全くガッカリしました。

いつごろ香りが変わったのかはわかりません。
昔購入したモノも今回購入したモノも販売元こそ違いますが、製造元はいずれも「Made in U.S.A.」とあります。恐らくは米国の零細企業で作り続けているポマードなのでしょう。ちなみに販売元は英国のAM Cosmetics Inc.(リンク)から同じく英国のPhils Wholesale LTDという会社に変わっています。

今回購入した現行の赤缶はクラクラするような強烈な香りではなくなってしまいました。それはとても寂しく残念に感じることですが、無理にポジティブに捉えるなら「使いやすくなった」とも言えます。
以前のは相当シーンを選ぶ強い香りでしたが、今のは然程シーンを選ぶ必要はありません。職場はともかくプライベートならどんなシーンでも問題ないほど弱い香りです。それを考慮すると「まぁ、アリなのかな」と感じます。

ついでながら使用感ですが、以前のレビュー(リンク)に書き足すなら、シャンプーで落ちやすい油性ポマードです。小生は何度か書いているように油性ポマードを使うときはベースにヘアジェルを使うのですが、この使い方では1回の洗髪でほとんど落とすことができる珍しい油性ポマードです。

香りが弱くなってしまったのは残念ですが、独特な香りは健在で、シャンプーで落ちやすいということもあって、やはりグリーサーやポンパドール愛好家なら一度は使ってもらいたい油性ポマードです。

写真はすべて左が新、右が旧

色味は違いますがデザインは同じ

正面右側。新は西語と独語のDirections。旧は英語と仏語の注意書き?

正面左側。新は英語と仏語のDirections。旧も英語と仏語のDirections。

新旧で販売元が違います。どちらも製造元は米国で販売元は英国。新の方が原料が詳細に書いてあります。