2025年9月 ~ 庭の草木2025

 2025年9月の庭の草木です。このページでご紹介し         ている植物はワレモコウ、ミヤギノハギ、ブーゲンビレアです。

ワレモコウ

吾亦紅さし出て花のつもり哉  小林一茶
吾も亦紅なりとつひと出て   高浜虚子

ワレモコウ(吾亦紅)は俳句の秋の季語にもなっている日本に自生するバラ科の宿根草です。西洋種を含めサンギソルバの名称でも販売されています。


昨年秋に紫桜館さんの楽天市場店で「純ワレモコウ」と「濃色長穂赤花ワレモコウ」の2種を購入しました。

植え付け時。手前が長穂、奥が純

ワレモコウは日本に自生している草花らしく乾燥を嫌い、やや湿り気のある土壌を好むのですが、なぜか乾燥を好む植物と勘違いしてしまい、植え場所を少し間違えました。その結果、今夏は土の乾燥対策のため地植えにも関わらず頻繁に水遣りしていました。まあ、我が家の植栽エリアでは晴れが続いた夏に地面が乾燥していない場所は無いのですが・・・

株立ち状に生長し、草丈は170cm程度になりました。土が乾燥するためか、茎が何本も枯れてしまい、最終的に2株とも1本立ちになってしまいました。枯れずに花が見れてホッとしています。来期は乾燥対策のため移植して、草丈を抑えるために摘心しようと思います。





8月の直射日光でクタります

枝葉が枯れていく

開花


ミヤギノハギ(宮城野萩)

昨年の9月にもご紹介したミヤギノハギです。
萩は秋の七草のひとつ。春の七草のせり、なずな(ぺんぺん草)、ごぎょう、はこべら(ハコベ)、ほとけのざ、すずな(カブ)、すずしろ(ダイコン)は七草がゆとして子供の頃に教わりましたが、和歌の題材である秋の七草は園芸を趣味にするまで知りませんでした。萩、尾花(ススキ)、葛、撫子(ナデシコ)、女郎花(オミナエシ)、藤袴(フジバカマ)、桔梗のうちオミナエシとフジバカマ(ユーパトリウム)は聞いたことがない植物でした。

我が家のミヤギノハギは昨年以上にボリュームを増したくさんの花を咲かせました。ある程度上に伸びた幹から横に長く伸びた枝に花を付けるのでかなり幅をとります。
せっかく盛大に咲いてくれたミヤギノハギですが、我が家には地植えのハギを自由に大きく育てる場所が無いので、来年は摘心してコンパクトに育てるか、鉢に植え替えなければなりません。








ブーゲンビレア サンデリアナ

7月に今年の1番花をご紹介したブーゲンビレア サンデリアナの2番花です。
今夏の高温の中でも生長を止めず花を咲かせてくれる、ありがたい花木です。
つる性ですがシュラブ系のバラのように木立として仕立てることができるので、冬季に屋外で越冬させることができる地域なら夏の高温に難儀する昨今、お勧めしたい花木です。





1番花の後、花柄(苞)の掃除

2番花の咲き始め


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