2025年7月 ~ 庭の草木2025
2025年7月の庭の草木です。このページでご紹介している植物はハマボウ、レモンマートル、ブーゲンビレア、ヘリオプシス バーニングハーツ、ユーパトリウム レッドドワーフ、カノコユリです。
ハマボウ
ハマボウは2010年8月の記事でご紹介したことがあります。当時ご紹介した株はその後、根の一部の腐食と台風のせいで倒れてしまい伐根しました。
今回ご紹介しているものはその親株のこぼれ種を育てていたものです。ハマボウはシマトネリコほどではないでしょうが種の発芽率が良いようで、親株からこぼれた種があちこちで発芽していました。
アオイ科の花木なので一日花ですが、明るい緑色をした丸い葉、白っぽい幹、落葉前の美しい紅葉と魅力の多い落葉低木です。
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美しい紅葉 |
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美しい黄葉 |
レモンマートル
2018年7月に鉢植えの状態をご紹介したレモンマートルです。4~5年前に地植えに切り替えました。
レモンマートルは環境に馴染むのに時間がかかるのか去年になって目立った生長を始め、今年は旺盛に茂り、沢山の花も咲かせました。
耐寒性の低さを指摘されることが多いように感じますが、関東暖地の我が家では鉢植え時代から寒さ対策をしたことはありません。冬は変色する葉がある程度で、耐寒性はマートル(ギンバイカ)同等という印象です。
植栽される地域によると思いますが、葉色が軽やかな常緑の庭木としても良いのではないでしょうか。
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花の様子 |
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今年の樹高 |
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昨年の樹高 |
ブーゲンビレア
昨年7月にご紹介したブーゲンビレアです。秋ごろからか何となく株元がグラつくような感じがしていたのですが、放置していたところコガネムシの幼虫に根をかなり食べられていました。いくつもの植物をコガネムシの幼虫に枯らされているのですが、まだまだ気付きが足りません。
心配したブーゲンですが、無事復活!今年もたくさんの花を咲かせてくれました。
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ようやく新芽 |
ヘリオプシス バーニングハーツ
昨年の7月、8月にもご紹介したヘリオプシスのバーニングハーツです。去年、今年とそれまでには無かったような連日の高温の中、特に耐暑性の高い草花が必要と感じています。
このヘリオプシス バーニングハーツは合格でしょう。暑さと乾燥に強いキク科の宿根草です。夏は夕方になるまで日向という場所での地植えですが萎れたところを見たことがありません。水遣りは他の弱った植物へ与えた水のおこぼれ。
夏のキク科の草花というと、今年はルドベキアとエキナセアが目立つようですが、ブッシュ状の草姿となるヘリオプシスもお勧めだと思います。
ユーパトリウム レッドドワーフ
ユーパトリウムはチョコレートと羽衣をご紹介したことがありますが、今回はレッドドワーフです。
購入したのは2020年6月、おぎはら植物園さんです。
購入時の記録を見ると当時6種を購入しましたが、残っているのはこのユーパトリウムのみ。2020年の夏の当地は土が乾く間が無いほどよく雨が降った記憶があります。
さて、このレッドドワーフは草丈1m強で、ピンク色の花を7月に咲かせる西洋フジバカマ。フジバカマは「秋の七草」の一つだそうですが、このレッドドワーフは7月中に咲き終わってしまいます。
耐暑性を評価すれば、おそらくチョコレート同等で羽衣に及びません。この時期の日中の高温あるいは乾燥で葉が萎れていることが多いので地植えですが様子を見て水遣りしています。
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購入時の様子 |
カノコユリ
我が家で育てているユリの中で開花のシンガリはカノコユリです。植え付けてからまだ2年目。ことしの冬に黄花を1球追加しましたが、ショボい花が咲いたと思ったらすぐに散ってしまい写真を撮ることができませんでした。
昨年の記事でも書きましたが、鼻を近づけるとフレグランスのような品のある甘い香りがします。
日陰で育つユリらしく、夏の直射日光に当てると葉焼けしてしまうようです。