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ポマード・レビュー | 久々に海外から油性ポマードを購入した話

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(この記事は2018年11月に執筆していますが、同年8月の話です。) 2018年8月、久々に海外から油性ポマードを購入したときの話です。 近年は扱いやすさから水性ポマードをメインで使うことが多く、油性ポマードを購入する機会がありませんでした。 今回は主にサイドの押さえに使っているNu Nile( リンク )が切れてしまったため、これを買おうと久しぶりにポマードを販売している海外のサイトを色々物色したのですが、気が付いたことがいくつかありました。 欲しかったのは、Nu NileとSweet Georgia Brownの青缶( リンク )。青缶の方は独特の強烈な香りがシーンを選ぶのですが、抜け毛が激しくなってきた小生としては髪のあるうちに再度使っておきたいと思ったわけです。 ところがこの青缶、生産終了なのか在庫切れのサイトが多く、在庫があるサイトでも価格や送料が高いので購入を断念しました。 さらに気付いたというか知ったのですが、まずはアマゾン。米国のアマゾンでポマードを買おうとすると「日本には発送できない」出品者や商品がかなりあり意外でした。 英国のアマゾンは米国のアマゾンに比べ「日本には発送できない」出品者や商品は少ない印象でしたが送料が高めで断念。 ebayも送料が高い出品者が多い印象。 以前購入したことがある米国のtheGreaseShop.com( リンク )ですが、こちらはラインナップの多くが水性ポマードになっている印象。 日本国内だけでなく海外でもツーブロックな(=サイドを刈り上げた)ポンパドールが流行っているようで( 参考のためのグーグルでの検索結果 )、ポマードを紹介するサイトが急増したようですが( 参考のためのグーグルでの検索結果 )、小生のような昔からのポマード愛好家を除けば扱いやすい水性ポマードが好まれるのでしょう。 このtheGreaseShop.comは米国のショップなので当然ながら米国産のポマードは現地価格。Nu Nileも比較的安価に販売している( リンク )ものの、小生は水性ポマードなら品質的にも価格的にも阪本高生堂のクールグリース・シリーズがベストと思っていることもあり、他に欲しいポマードが見当たらず断念しました。 米 TheGreaseShopのトップページ 結局、何度か購入したこと

ポマード・レビュー | DAPPER DAN POMADE MEDIUM HOLD

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DAPPER DAN POMADE MEDIUM HOLD メーカー:独 DAPPER DAN社( facebookへのリンク ) 整髪力:★★★ 今回ご紹介するのは、ドイツのダッパー・ダン社( facebookへのリンク )の油性ポマード「Dapper Dan Pomade Medium Hold」です。 ダッパー・ダン社というのは英国にもあるようで( 英ダッパー・ダン社へのリンク )、こちらもポマードなど似たような製品を販売していますが、今回ご紹介する独ダッパー・ダン社との関係は小生にはわかりません。 「Dapper Dan」は和訳すると「小粋なダン」だと思いますが、海外のディズニーランドで公演されているショー( リンク )やパリのディズニーランドにある理髪店「Dapper Dan's Hair Cuts」( リンク )が由来でしょう。 ついでながら、かつてはアイスクリームの、現在はクレープの「ディッパーダン」( リンク )もディズニーランドのダッパーダンが由来なのか気になり、少し調べてみましたがわかりませんでした。 それではこの「Dapper Dan Pomade Medium Hold」のご紹介です。容器は金属でフタはスクリュー式、クラシカルなイラストのパッケージデザインという趣きある外装ですが、ポマード自体も伝統的な使用感の油性ポマードです。 購入したのが2018年7月で厳しい暑さだったこともありますが、常温で結構軟らかく、滑らかな印象です。試しに7月の炎天下にしばらく置いてみたら完全な液体になっていました。 フタはスクリュー式 使用感は、整髪力は5段階で2.5~3程度。髪をしなやかに流すには良いですが、フロントを立ち上げたり、サイドを押さえるには力不足だと思います。洗髪対策も兼ねてワックスやジェルをベースにしたり、整髪力の強いポマードと併用して整髪力を補うのが良いでしょう。 以前ご紹介したポマードと整髪力を比較すると「 Black & White Genuine Pluko Hair Dressing Pomade 」に近い印象で、昨今の小生には少し物足りない整髪力でした。整髪力の割にシャンプーで落ちにくいところも「Black & White」を思い出しました。

レモンマートル ~ 庭の草木2018

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2010年9月に購入した鉢植えのレモンマートルに初めて花が咲きました。 2018年7月22日撮影 初の開花。 レモンマートル( ウィキペディアへのリンク )はオーストラリア原産のフトモモ科の常緑高木で、その葉は柑橘系の香りの成分であるシトラール( ウィキペディアへのリンク )を多量に含み、ハーブ好きの方々には馴染みある植物のようです。葉を指で擦ると柑橘系の良い香りがします。レモンユーカリの葉の香りにあるようなスーッとした清涼感はありません。 2018年7月8日撮影 開花前。 2018年7月14日撮影 咲きだしました。 2018年7月22日撮影 そして満開。 我が家のレモンマートルは10.5cmポリポットに入ったモノをネット通販で購入しました。購入してから5~6年は成長が極端に遅く、置き場を替えたり、土を替えたり、地植えにしたり、何をしても変化なく「このまま枯れるのか」「つまらないので捨てようか」と思っていました。 ハッキリと成長を感じだしたのはここ3年位で、少しずつ樹高が伸び、ボリュームが出てきた次第です。現在の樹高は60cm程度でしょうか。 そして今年の5月ごろだったか蕾が出来始め、この夏遂に開花に至りました。蕾から開花までが相当長い印象です。 レモンマートルは寒さに弱いという記述をネット上で見かけます。成長が遅いのは冬でも外に置きっぱなしだからかも知れませんが、目立って弱ることもありませんでした。 花は同じフトモモ科のギンバイカ(マートル)と同じような形です。鼻を近づけると芳香は少しあるものの、特に「良い香り」という感じはしません。 2018年7月8日撮影 こちらはギンバイカ。今年はほとんど開花せず。 日向で育てる必要はありますが、吸水が激しいとか、葉にムシが付きやすいとか、寒さに極端に弱いとか、手間に感じることはありません。ユーカリのように育ちすぎて手に負えなくなることは無さそうなので、葉を何かに利用したい方は育ててみてはいかがでしょうか。 2018年7月8日撮影 日向が大好き。

ポマード・レビュー | ギャツビー スタイリンググリース クラシカルアレンジ

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ギャツビー スタイリンググリース クラシカルアレンジ メーカー:株式会社マンダム( リンク ) 整髪力:★★★ ご覧いただきましてありがとうございます。 今回はギャツビーの「スタイリンググリース クラシカルアレンジ」( リンク )をご紹介いたします。 マンダム社のギャツビー「スタイリンググリース」シリーズは、柳屋の「ヘアグリース」シリーズと共にドラッグストアなどでよく見かけ、かつ比較的安価なので、数年前から気になっていた水性ポマードです。 マンダムと言えば、小生としてはテレビCMの「う~ん、マンダム」、中学生時代に愛用した「丹頂チック」( リンク )が懐かしい記憶です。「丹頂チック」の“チック”はヘアスティックの略だとずっと思っていましたが、コスメチックのチックだと最近知りました。20歳代にはルシード( リンク )の「ウォーターグロス」や「ヘアフォーム」を愛用していた時期もありました。ルシードは当時、無香料のコスメとして画期的だったと思うのですが、現在では「40才からの・・・」というキャッチにしみじみとしてしまいます。 それから「ロングキープジェル ウェット&ハード」( リンク )。こいつは多分20年以上ずっと使い続けています。カリッとした使用感とツヤ、指で髪をほぐしても白い粉が出ない点がお気に入りです。油性ポマードを使うときは、必ずこのジェルを初めに塗って洗髪を楽にしています。 さて、ギャツビーの「スタイリンググリース」シリーズ( リンク )には3つのラインナップがあります。柳屋の「ヘアグリース」シリーズの時と同様、最もポマードらしい使用感の「クラシカルアレンジ」を購入してみました。他のラインナップの「フリーズバック」「ルードロック」は共にジェルのように固まるそうです。 「クラシカルアレンジ」の整髪力は★3程度でしょう。ベッタリとした使用感はありますが、例えばサイドの髪を後ろに流すときのホールド感は弱いです。同シリーズの「フリーズバック」や「ルードロック」と異なり時間が経っても固まらないので、再度の整髪は容易です。もちろん完全な水性なので、一度の洗髪で完全に落とすことが可能です。 この記事を執筆しているのは2018年7月で、すでにとても暑いのですが、ご紹介済みの柳屋「ヘアグリース エクストラハード」( リンク )以上にジェ

ポマード・レビュー | 柳屋ヘアグリース エクストラハード

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柳屋ヘアグリース エクストラハード メーカー:株式会社柳屋本店( リンク ) 整髪力:★★★★ ご覧いただきましてありがとうございます。 今回は水性ポマードの柳屋「ヘアグリース エクストラハード」( リンク )をご紹介いたします。 柳屋の「ヘアグリース」シリーズは、ドラッグストアなどでよく見かけ、かつ比較的安価なので、数年前から気になっていた水性ポマードです。 小生は年代的に、柳屋と言えば中学生時代に愛用した「柳屋 ポマード」( リンク )です。当時は柳屋、マンダム、資生堂MG5のポマード、丹頂(マンダム)のチックあたりが、どこにでも売っていて、中学生の小遣いでも無理なく買えるポマードのたぐいでした。 小生は柳屋のポマードと丹頂のチックを愛用していた記憶があります。あの辺りのは、懐かしくはあっても、今ではタダでも使いたくない香り、と言うより臭い≒悪臭に感じてしまいます。 さて、柳屋のヘアグリースシリーズ( リンク )には4種類のラインナップがありますが、その中で最もポマードらしい使用感の「エクストラハード」を購入してみました。その他のラインナップは、ワックス的な「デザイニングハード」、整髪力は弱く、髪をまとめてウェット感を出す「グロスハード」「ウェットグロス」があります。 「エクストラハード」の整髪力は★3.5程度でしょう。強力ではありませんが、ネッチリとしたホールド感がそこそこあります。時間が経っても固まらないので、再度の整髪は容易です。 この記事を執筆しているのは2018年7月で、すでにとても暑いのですが、ジェルはとても軟らかく、ヘアスタイリング・ジェル程度の緩さなので容器から指一本で掬うのは困難です。ポマード/グリースと言うよりはマンダムのルシード・シリーズの「ウォーターグロスハード」( リンク )の整髪力が強くなったイメージです。もちろん完全な水性なので、一度の洗髪で完全に落とすことが可能です。 傾けると流れる軟らかいジェル 香りもヘアスタイリング・ジェルのような、やや柑橘系の軽い香りで、当たり障りの無い無難な香りと言えるでしょう。 総評としては、入手しやすく比較的安価で、そこそこの整髪力は◎。香りの退屈さは△。サッカー選手の槙野智章さん( リンク )のような、七三に分け目を入れ、フロントを持ち上

ポマード・レビュー | クールグリース Cタイプ

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クールグリース C メーカー:阪本高生堂( リンク ) 整髪力:★★★★ ご覧いただきまして、ありがとうござます。 今回は“我らが”阪本高生堂さんのクールグリース「Cタイプ」をご紹介いたします。CタイプのCはCOCONUT(ココナッツ)のCであります。 前回ご紹介した「Vタイプ」( リンク )と同種の容器に入った「Cタイプ」は同社による整髪力としては、以前ご紹介した「XXタイプ」( リンク )と同じく星8つ。整髪力の位置づけとしては「コンクリート」(星10)、「クックグリースXXX」(星9つ)に次ぐ整髪力だそうです。 さて実際の使用感ですが、過去にご紹介したクールグリース・シリーズと比較してみると、やはり「Vタイプ」「XXタイプ」に近い印象です。 ただ「Cタイプ」は「XXタイプ」の香り違いなのか?「Vタイプ」の整髪力違いなのか?というとそうでもありません。 整髪力については同等とされている「XXタイプ」ほど強くない印象です。「XXタイプ」がネッチリ、ガッチリとした使用感なのに対し、「Cタイプ」は時間が経った後のガッチリ感が少なく感じました。「XXタイプ」よりも櫛やブラシでの再整髪が容易な感じです。 香りについては、品の良いココナッツの香りで甘ったるさは感じません。「Vタイプ」が「かなり残る」、「XXタイプ」が「それなりに残る」のに対し、この「Vタイプ」は香りがすぐに飛んでしまう印象です。ココナッツの香りが好きな小生としては物足りなく、微香性と言っても良いでしょう。かわりに「Gタイプ」や「Rタイプ」と同じくシーンを選ばす使用できることでしょう。 下の写真の通り、掬った後が消えてしまう柔らかさが「Rタイプ」とも「XXタイプ」とも違う使用感を表しているのかも知れません。 小生としては品の良いココナッツの香りは高評価ですが、香りの持続性がグリーサーやポンパドール愛好家の皆様にとっては弱点ではないでしょうか。

ポマード・レビュー | クールグリース Vタイプ

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クールグリース V メーカー:阪本高生堂( リンク ) 整髪力:★★★ 近年は阪本高生堂のクールグリースRタイプをリピート購入し続けていることもあって、ポマードをご紹介する機会がほとんどございません(本当は資金難というのは秘密です)が、今回は阪本高生堂からクールグリースのCタイプとVタイプが発売されていることを知り( リンク )、Vタイプを購入してみました。 Cタイプはココナッツの香り、Vタイプはバニラの香り。小生の好みとしてはココナッツの香りのCタイプなのですが、Cタイプは整髪力が強すぎるように感じまして、とりあえず整髪力がマイルドなVタイプにしました。 Vタイプは他のクールグリースではGタイプに近い整髪力ではないでしょうか。Rタイプほどは強くないように思います。指で掬った感じ、手のひらに延ばした感じは以前ご紹介したクールグリース XXタイプ( リンク )に近い感触です。XXタイプとは整髪力が違いますし、XXタイプと異なり時間が経ってもブラシやクシが通らないほどには固まりません。なので再度の整髪は容易です。もちろん完全な水性なので水を混ぜて整髪力を調節することが可能です。テカりも強くないので、水を加えることによりウェット感を出すための使い方も可能でしょう。微香性のポマードで整髪した後の香り付けとしても良いと思います。 香りは甘い、甘いバニラの香り。今までにご紹介したポマードの中では、レイライト( リンク )に近いように感じます。この香りはXXタイプ同様、終日残るので使用するシーンを選ぶ必要があるかも知れません。 RタイプやXXタイプは210g/1,500円ですが、CタイプとVタイプは120g/1,200円なので比較すると僅かに割高ですが、グリーサーやポンパドール愛好家向けのこの香りを考慮すれば国内メーカーのポマードとしてはむしろ安価でしょう。整髪力はこのVタイプが丁度良い感じですが、ココナッツの香りのCタイプも購入したくなりました。 容器の比較です この香りのまま、この整髪力で油性ポマードを出してくれたら阪本高生堂さん快挙ですね(もちろん植物性ではなくペトロラタムベースで)。